小学5・6年生(高学年)の勉強法は親がアドバイスし、見守る事が重要!

小学5・6年生(高学年)は、自発的に学習する心構えを

高学年学習

小学校5・6年生(高学年)は、1日の学習量が多くなり、論理的、抽象的な学習内容も増えます。そのため、得意教科、不得意教科ができ始めます。また、音楽を聞きながらなどの「ながら学習」をすることもありますので、けじめをつける約束をしましょう。
高学年になると、それぞれの教科でなぜそう考えたかを自分の言葉で説明するという学習も多くなります。机に向かう勉強だけでなく、ときには新聞やニュースなどを話題にして、対等に意見を交換することも、立派な家庭学習の一つ。自分の考えをじっくり練り、言葉で表現することは、すべての教科に役立ちますから、子どもの話をよく聞き、親の考えや意見も率直に伝えましょう。そうした経験が、物の考え方や伝え方育てることにつながります。

小学校高学年は自立心が強くなるため、親がそばにいる必要はありません。見守っているという気持ちを伝えましょう。親の言葉や態度に敏感になる時期なので、間違いを指摘したり、アドバイスしたりするときには、子どものプライドを傷つけないように気をつけましょう。
自発学習のポイントは、周囲からの称賛と子ども自身の成功体験です。両親がほめ、時には祖父母にも協力を依頼して「がんばっているなー」とほめてもらいましょう。

小学校5・6年生には自主的な家庭学習の計画作りをアドバイス

小学校5・6年生(高学年)では、自分で家庭学習の計画を立てて、自主的に学習を進められるようにしたいもの。5年生で一日50分、6年生で60分を目安に、自分なりのペースで勉強に取り組めるよう、見守りましょう。
高学年になると、習い事やクラブ活動、学校の委員会など、さまざまな用事があり、忙しくなるもの。毎日の中で、家庭学習を進めるにはどうしたらよいか、自分なりに考えさせる必要があります。
毎朝、早起きして勉強する、あるいは1週間単位で学習の内容や量を決めて取り組むなど、自分のスタイルを作らせましょう。もし、子どもの立てたプランでうまくいかないようなら、「朝、早起きするのはどう?」「おやつの後、すぐに宿題にとりかかるといいと思うよ」など、提案する形でアドバイスを。

計画表

小学5年生の計画例(家庭学習時間:50分)

月~金曜 18:00~18:20 宿題か復習 18:20~18:50 復習
土曜   9:00~  9:50 不得意教科の復習
日曜   9:00~  9:50 予習

他の子と比べず、子どもの状況や個性に合った勉強法をアドバイス

高学年は、友達や兄弟と比べられることに敏感になる時期。比べるなら、他の子とではなく、「昨日の我が子」と比べるのがおすすめ。「計算が速くなったね」「覚えた漢字が増えたね」とできるようになったこと、頑張ったことを認めてあげましょう。

たとえば「今日は疲れて、勉強できない・・・」と言い出したら、まずは「疲れた」という状況を理解してあげましょう。理解を示した上で、どうすればよいか考えさせることが大切。「じゃあ、算数のドリル1ページだけでもやっておいたら?」と提案すれば、子どもも一応は自分の気持をわかってくれたと納得し、机に向かう気持ちになれるでしょう。

好きなことはとことん勉強したいタイプかどうか、一つの問題をじっくり考えるタイプかどうか、子どもの性格によって、予習と復習の割合、勉強方法などにも違いがあるはず。親は、自分がうまくいった方法を子どもに勧めがちですが、必ずしも子どもにとっても、その方法がベストだとは限りません。その子に合うスタイルを見つけ出せるよう、サポートしてあげるとよいでしょう。

家庭学習でも、ふせんを使った「ふせん学習」がおすすめです。わからないところや疑問があるところを忘れないようにふせんにメモして、後で自分で調べたり、学校で先生に質問したりする方法です。自主ノートの使い方も、自分なりにアレンジすると、学習のまとめと振り返りができて、すっきり頭に入るはず。

付箋

お母さんの子どもとの関わり方の口コミ

■宿題やポピーをしている時、「間違ってるよ」と指摘すると、感情が大爆発!それ以来、「う~ん、本当にこれでいいのかな?」「見直した?」と遠回しにもう一度考えさせるような言い方に変えました。
(茨城県 E・Sさん お子さんは5年生)

ポピー教材は教科書対応【テストに強く成績アップ!安心の教材費】

■「自主ノートを渡したら、調べ学習に燃えはじめた息子。興味がある歴史について、辞典や年表などをいろいろ調べて「自主ノートに書きこみ、1冊目がすぐに完了!「頑張ったね~」とほめたら、得意そうに「ほかの教科も、自主ノートでやってみようかな」と意欲が出てきました。
(東京都 M・Hさん お子さんは6年生)

家庭学習Q&A

宿題が多くて、
家庭学習まで手が回りません。

まず宿題をしてから、家庭学習をするのが基本的な流れですが、宿題の量が多く、時間がかかって家庭学習ができない・・・というケースもあります。その場合は、平日は宿題を優先し、家庭学習としてワークやドリルを1ページだけでも頑張るというやり方もあります。そして、週末に習い事のない日などまとまった時間がとれるときに、家庭学習を進めます。その子の状況に合わせて、家庭学習の量ややり方を工夫しましょう。

塾のお友達と
差がつきませんか?

小学校の学習でいちばん大切なのは、毎日決まった時間、学習をする習慣をしっかり身につけることです。
確かに塾では学習の内容を先取りしたり、教科書にないことを教えてもらったりすることもありますが、小学校で学ぶ総量は変わりません。むしろ、「塾のない日=勉強しなくていい日」と子どもが理解してしまうことを問題視すべきでしょう。通塾のために費用や時間をかけてまで、どの程度の効果が望めるか、冷静に検討したいものです。

タブレット学習が気になります。
買い与えたほうがよい?

最近、にわかに注目を浴びてきた、タブレットによる学習。電子機器が好きな子どもにとっては、魅力的に映ります。
一方、基礎的な学力をしっかり身につけなくてはいけない小学生の時期に、IT学習の効果はさほど期待できないという専門家の指摘があります。機器のメンテナンスや通信費など、新たな出費の必要性も。また、次々に新しいモデルが発売されるため、数年で型落ちする可能性も十分にあります。あくまで子どもの理解を促す補助教材と考えておいたほうがよいでしょう。

中学生からは塾へ

行かせるべきでしょうか?

基本的には、授業をしっかり受け」、計画的に家庭学習を行えば、中学生での勉強は十分です。しかし、中学生になると塾通いを始める子が多くなるため、不安になるものです。塾には、補習塾、進学塾、総合塾、個別指導塾などがあります。塾に行く場合は、学習目的を明確にして、その目的に合った塾を探すことです。そのためには、体験教室に参加してみるとよいでしょう。
塾で、授業の復習をすべてカバーすることはできませんから、塾に行っても家庭学習は必要です。

小学校高学年は中学校での自主学習の基礎をつくる時期

毎日自主勉強を続けることで、中学での学習の仕方(予習・復習)が身につく

高学年の学習は、自分で計画を立て、それを実行できるようになることが大きな目標になります。計画がうまくいかない場合の改善策を検討したり、にがてぶぶんの対策を自分なりに立てたりするようなところまでできるようになれば理想的です。

中学生の家庭学習は、予習・復習が中心になります。中学校では、授業がどんどん進んでいきます。そのため、毎日の予習・復習は決しておろそかにできません。小学生の間に自主勉強の習慣を身につけておくことは、中学校で大きな力となってくれます。

好きなことや得意なことを伸ばすことで、授業のスピードアップにも対応できる力がつく

苦手なことは、習得するまで、ある程度の時間がかかるもの。一方、好きなことや得意なことは、短時間でもどんどんはかどるはずです。家庭学習では、好きなことや得意なことをメインに、合間に弱点対策をすると、負担も少なく感じられます。

中学校の授業は、予習していることを前提に、どんどん先に進んでいきます。好きなことや得意なことに取り組んでいるとき、集中力が高まり、学習スピードもアップしているはず。これが、授業のスピードに慣れるためのよい練習になってくれます。

単元で習ったことを振り返ることで、定期テスト対策の立て方が身につく

高学年になると、学習内容が難しいため、習ったことをこまめに振り返り、確認しなければならないことが増えていきます。場合によっては、前の学年まで戻らなくてはならないことも。高学年の学習は、自然に学年を超えた総まとめをしているといえます。

習った内容を振り返ることで、「ここはよく出るな」「ここは何回も間違ったんだ」など、自分の学習内容を客観的に把握することができます。この経験は、中学校の定期テスト対策の立て方に、そのまま応用することができます。

子どもの夢や希望を聞き、勉強の意義を話し合いましょう

学力アップ

小学校5・6年(高学年)になると、自分の生き方との関わりから学習意欲が芽生えます。
どういう人になりたいのか、どんな職業につきたいのか、社会とどのように関わっていくのかなどについて、日頃から話し合うことは、子どものやる気を引き出すことにつながります。
このことは、親の人生観を踏まえて行う、家庭での大切な教育です。子どもは、将来の夢や希望に向かって、家庭学習をしかりやろうと、ますますがんばれます。